■ビオトープ
ビオトープとは、ドイツ語の「bio(生物)」と「tope(場所)」を組み合わせた造語で、「野生生物が共存生息できる場所」という意味を持ちます。
ビオトープには、失われた自然を再生する復元型、現存する自然を守り続ける保全型、新たに自然空間をつくりだす創造型と3種類のタイプに区分されますが、本来の生態系がきちんと保たれ、生息し続けられるように配慮・管理されている空間であれば、自然系公園から個人宅の庭まですべてビオトープと呼ばれます。
自然を戻し、守り、育て、次世代へ繋げるビオトープを増やすことこそ、自分たちの都合で自然破壊を繰り返した私たち人間が地球のためにすべきことと言えるでしょう。

■グリーンベルト
都市環境の保全・改善・発展を図る都市計画として、災害防止・無秩序な市街化防止・自然景観の復元などのために設けられた緑地帯をグリーンベルトと言います。
グリーンベルトを設けることで、災害による土砂や流木の流出を防いだり様々な二次災害を防止することができます。また、暮らしの中の身近なリフレッシュ&コミュニケーションスペースとして有効利用することもでき、毎日の暮らしに多大な効果をもたらします。
さらに、海外の深刻な砂漠化問題に対する防止計画もグリーンベルト構想のひとつであり、グリーンベルトによる環境効果は実に多種多様です。
動植物の生態を守り育て、都市(ヒト)と自然が共生できる街づくりを担うグリーンベルトは、私たちの暮らしになくてはならないものなのです。


■木の香りのお話

木の香りは心を落ち着かせるとよく言われますが、それはなぜでしょう?
樹木からは、「フィトンチッド」という芳香性物質が放散されています。フィトンチッドには抗菌・防虫・消臭効果があると同時に心身を活性化させる成分が含まれており、森林浴の効用の源とされています。
実際、フィトンチッドの香りを感じることによって副交感神経が刺激され、解放感や爽快感から精神が安定して熟睡できたり血圧が下がるといった様々な効果をもたらすデータも報告されています。
ストレス社会を生きる現代人にとって、身も心もリラックス&リフレッシュさせてくれる木の香りはまさに「極上の癒し」と言えるのではないでしょうか。



■日本の国花「桜」の名前の由来は?

繊細ながらも雅に咲き誇るその姿がとても美しく、日本人に広く愛されている桜。
昔は桜の開花状況が農作業の目安のひとつになっており、桜の開花具合で稲作の豊凶も占っていました。
「さくら」の語源はそこから由来し、穀霊(穀物の霊)や田の神を表す古語「さ」と、神霊が集まり鎮座する場所を表す「くら」をひとつに合わせたものと言われています。
また、古事記に登場するさくらの神「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」の「さくや」が変化したという説もありますが、どちらの説にしても昔の人々は桜の木に神が宿ると考えていたことから、神霊にまつわる言葉が変化したのではないかと考えられています。




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